美 Plus

１０年間の講師業で多くの方の面接をしてきたことを生かして、面接、面談、お見合いなどで「あなたにもう一度会いたくなる面接レッスン」をしています。

 

面接というと堅苦しいですが、「はじめましての方と楽しくお話しできる」「お話しが苦手でもあなたの良さが伝わる」ことを目標に、実践練習をしながらアドバイスをおこなっています。

 

３０分の練習で見違えるように生き生きとした印象になる方が多く、もっと早くコツを伝えることができたら今までのチャンスを生かせたかもしれない。もったいないなぁ。という気持ちになります。

 

しかし、そんな私自身も実は人と話すことが怖くなった時期があり、あの時の緊張や汗、赤面、気が遠くなるような感覚を思い出すと辛くなることがあります。

 

客室乗務員をしていたのに嘘でしょう？？と思う方もいると思います。

でも、本当なのです。同僚にも同じような悩みを持っている方が何人もいました。

 

機内アナウンスは指導レベル程上手なのに、マイクを持つと最初の「みなさま」がどうしても言えず、マイクを持つことが恐怖になっている人。

フライト前のミーティングになると足が震えて、そのせいで声まで震えてしまい、ミーティングが恐怖になっている人。

潔癖性でお客様に食事や飲み物を渡す度に隠れて手をおしぼりで拭いていた人。

 

でも、お客様の前ではそれを感じさせないように振舞っていました。

 

機内アナウンスで悩んでいた人には「みなさま」が言えないのなら、「ご案内いたします」から話し始めたら？？

すると、すんなり話し始めることができました。とても感謝されました。

ミーティングが恐怖の人には、私の話しをしました。そして、お互いに震えてもいいじゃないか。汗をかいてもいいじゃないか。

どどうどうと震える、汗をかく、ことにしました。

そして、潔癖性の人は、毎回手を拭いても他の客室乗務員のスピードに劣らないほどの速さでサービスをする技を手に入れました。

 

同僚の話しは余談ですが、、、

 

ですから、もし同じような経験をされて、慣れない方とのお話しに苦手な方がいるのなら、そういった方の手助けもしたいと思っています。

私自身、完全に克服したわけではなく、今でも時々それが現れます。

でも、そうなっても良いのだ。と思えるようになりました。そして、いつでも仰げる扇子を持ち歩いています。

 

これを読んだ方は、私が扇子を取り出したら、緊張してるのだな。ということがばれてしまいますね。

でも、お守りのようなアイテムを見つけることも、手助けの一つだと思っています。